海洋競技種目

海洋競技種目
コンスタントウエイトアプネアウィズフィン/CWT

フリーダイビングの花形種目。フィンを履き、水底へ繋がる潜降ロープに沿って(掴んではいけない)垂直に潜れる深度を競う。一呼吸で身体を動かして、深海へ潜っていくその神秘的な人の姿は見るものを魅了する。フリーダイビングの魅力を感じさせる、最大のパフォーマンスといってもよいだろう。使用するフィンに関しての規定は一切ないが、潜水中に使用するウエイト(重り)の量を変えてはならない。

■世界記録
男性がロシア人の[Alexey Molchanov]選手で-136m(2023/9)
女性はイタリア人の[Zecchini Alessia]選手で-123m(2023/5)
■日本記録
男性が[Ryuzo Shinomiya]選手で-115m(2010/4)
女性は[Hanako Hirose]選手で-111m(2024/9)

海洋競技種目
コンスタントウエイトアプネアウィズアウトフィン/CNF

形式はコンスタントウエイトと同じだが、フィンを使わずに自身の泳力だけで深度を競う。潜降・浮上ともに、推進力のある器材を一切使わないため、原動力となる身体にかかる負担は一番大きく、また高い潜水技術を要し、難易度が高い。
潜水中に使用するウェイトの量を変えてはならない。

■世界記録
男性がクロアチア人の[Petar Klovar]選手で-103m(2025/5)
女性はウクライナ人の[Kateryna Sadurska]選手で-86m(2025/11)
■日本記録
男性が[Ken Kiriyama]選手で-67m(2019/6)
女性は[Sayuri Kinoshita]選手で-72m(2016/4)

海洋競技種目
コンスタントウエイトアプネアウィズバイフィン/CWTB

2019年から行われている比較的新しい競技。形式はコンスタントウエイトウィズフィンと同じだが、モノフィンの使用が禁止されており、2枚フィンを使用しなくてはならない制限がある。
両足でキックするドルフィンキックが禁止されており、必ずフラッターキック(バタ足)で泳がなくてはならない。
潜水中に使用するウェイトの量を変えてはならない。

■世界記録
男性がロシア人の[Alexey Molchanov]選手の-127m(2025/12)
女性はスロベニア人の[Alenka Artnik]選手の-111m(2023/7)
■日本記録
男性が[Atsushi Kawai]選手で-100m(2025/6)
女性は[Mariko kaji]選手で-93m(2025/6)

海洋競技種目
フリーイマージョン/FIM

一呼吸で、水底へ繋がる潜降ロープをゆっくりと手繰りながら、垂直に潜れる深度を競う。フィンは使用せず、潜水中に使用するウエイトの量を変えてはならない。

■世界記録
男性がクロアチア人の[Petar Klovar]選手の-135m(2023/9)
女性はクロアチア人の[Sanda Delija]選手の-103m(2025/5)
■日本記録
男性が[Ryuzo Shinomiya]選手で-104m(2010/4)
女性は[Sayuri Kinoshita]選手で-97m(2018/7)

海洋種目
ヴァリアブルウエイト/VWT

ザボーラという乗り物(重り)に乗って潜降し、一呼吸で垂直に潜れる深度を競う。目標深度に到達したら、ザボーラを離し潜降ロープを手繰りながら自力で浮上する。潜水中に使用するウエイトの量を変えても良い。
現在では、正式な競技種目としては開催されていない。

海洋種目
ノーリミッツ/NLT

ザボーラという乗り物(重り)に乗って潜降し、一呼吸で垂直に潜れる深度を競う。浮上は、ウエットスーツの中に空気を入れたり、エアバルーンなどを膨らませた浮力物に掴まって行う。日本では行われた事の無い競技だが、海洋競技の中では一番身体の動き、酸素消費を抑えた形式になるため、最も深い記録が生まれる種目である。
現在では、正式な競技種目としては開催されていない。

プール競技種目

プール競技種目
スタティックアプネア/STA

脱力した状態で水面にうつ伏せに浮かび、閉息時間の長さを競う。競技中は酸素を消費することを極力抑えるため、身体の動きは一切ない。身体的な能力に加え、心理的なコントロールが大きく影響する種目。
誰にでも簡単に出来るが、一番奥の深い種目と言えるだろう。

■世界記録
男性がフランス人の[Stephane Mifsud]選手の11分35秒(2009/6)
女性はドイツ人の[Heike Schwerdtner]選手の9分22秒(2025/5)
■日本記録
男性が[Yosuke Sekiya]選手の7分51秒(2013/6)
女性は[Yuriko Ichihara]選手の7分52秒(2025/7)

プール競技種目
ダイナミックアプネアウィズフィン/DYN

一呼吸で水平方向に移動できる距離の長さを競う。使用するフィンに関する規定は一切無いが、推進力をより大きく得られるモノフィンが現在の競技会では主流となっている。

■世界記録
男性が中国人の[Ming Jin]選手の319m(2025/11)
女性はハンガリー人の[Zsofia Tor Ocsik]選手の280m(2025/7)
■日本記録
男性が[Shinya Oi]選手の245m(2023/6)
女性が[Hanako Hirose]選手の269m(2025/7)

プール競技種目
ダイナミックアプネアウィズアウトフィン/DNF

形式はダイナミックアプネアウィズフィンと同じであるが、推進力のあるフィンを使わずに自身の泳力だけで水平方向に潜水できる距離を競う。
ターン数が多いほうがメリットがあるため、25mプールで行われることが多い。

■世界記録
男性がポーランド人の[Mateusz Malina]選手の250m(2022/5)
女性はポーランド人の[Julia Kozerska]選手の213m(2023/6)
■日本記録
男性が[Shinya Oi]選手の180m(2022/5)
女性が[Mariko Kaji]選手の185m(2026/1)

プール競技種目
ダイナミックアプネアウィズバイフィン/DYNB

2019年から行われている比較的新しい種目。形式はダイナミックアプネアウィズフィンと同じであるがモノフィンの使用が禁止されており、2枚フィンを使用しなくてはならない制限がある。
両足でキックするドルフィンキックが禁止されており、必ずフラッターキック(バタ足)で泳がなくてはならない。 一呼吸で平行方向に潜水できる距離の長さを競う。

■世界記録
男性がコスタリカ人の[Vitomir Maricic]選手の230m(2025/5)
女性はハンガリー人の[Xsofia Tor Ocsik]選手の259m(2025/6)
■日本記録
男性は[Shinya Oi]選手の218m(2025/3)
女性は[Mariko Kaji]選手の232m(2025/3)