大会の目的


①沖縄をアジアを代表するフリーダイビングのメッカにしたい
沖縄の海は生態系豊かで美しく、レクレーションの場としても、フリーダイビング競技の場としても最高の環境です。本大会開催場所の恩納村真栄田岬付近は、水深が急に深くなるサンゴ礁の切れ目が陸地から近く、ボートで5〜10分ほど走れば水深100mというスポットで、年間を通じて透明度が高い魅力的な海洋環境。この日本の沖縄の海の魅力を世界のフリーダイバーに伝えたい。このような想いから、この場所をフリーダイビングのメッカにさせて頂きたい、その為に、私達は競技大会以外にも地域貢献したいと願います。

②外国人観光客を誘致して沖縄経済に貢献したい
欧州のスポーツというイメージのフリーダイビング競技が、近年アジアで急拡大しています。沖縄のすぐ隣の台湾はナショナルジオグラフィックに「アジアを代表するフリーダイビングのメッカ」として紹介されました。韓国では、その競技人気から、深度25m・36m級のフリーダイビング専用プールが次々と完成、周辺諸国からの来訪者が増えています。このアジア圏でのフリーダイビング人気を、沖縄へ繋げる事が期待できます。

現在、北海道虻田郡ニセコ町が、世界的なブランドとして外国人から注目されています。良質なパウダースノ-と格安観光(円安インバウンド)を求めて訪れる外国人で溢れています。「ルイ・ヴィトン」がブース出展した事で、この話題の本格度が判ります。ラーメン3800円・天丼7000円・ホテル1泊20万円といったバブル的な世界が正しいとは言いませんが、地域社会にプラスと成っている事実が有ります。このウインターリゾート「スキーのニセコ」のように、サマーリゾート「マリンのオンナソン」も実現できるのではないか?そのような考えも持ち合せながら、地域の方々と協議を進めます。

③海洋保全意識の醸成
気候変動・海洋ゴミ・マイクロプラスチック・サンゴ減少・絶滅危惧種など、海洋環境が危ぶまれている現実を認知する日本人が少ない状況です。「水に流す」という言葉の由来は、身を洗い清める神事の禊(みそぎ)であり、精神的な汚れ・怒り等を落とすものと言われますが、もう1つの側面が、底の見えない海・川ならばゴミを捨てても誰も判らないだろう、、、こうして世界中の海底・川底に膨大なゴミが、、、フリーダイビング競技者は、海洋を潜る為に、皆、環境保全意識が高いのですが、高いだけで完結せず、人々に伝えるという海からのmissionも頂いている身です。よって、単に大会を開催するだけでは無く、沖縄の海の美しさを永遠に維持する為には何をするべきか。これらを地域の方々と共に考えて、今後、Project化していきます。

主催・福田朋夏より御挨拶

私はこれまで、ギリシャ地中海や南米バハマ等、世界中の素晴らしい海で潜ってきましたが、沖縄の海はそれら以上とも言える、世界基準でTOPクラスの素晴らしさだと感じています。沖縄でまた新たな大会を開催して、世界中の方々に、この海の素晴らしさを知って頂きたい。そして、フリーダイビング競技の発展にも貢献したいという想いがあります。アジアを代表するフリーダイビングのメッカと成るポテンシャルを保有する沖縄の海で、この海の美しさを守り、地域に寄与するような大会に成長させますので、どうぞ宜しく御願い致します。

2024年4月1日/フリーダイバー福田朋夏
※経歴=2010年、沖縄で開催されたフリーダイビング世界選手権にスタッフとして参加、世界TOP選手達の潜る姿に感銘を受け、2011年からトレーニング開始。2012年に日本代表チーム『人魚JAPAN』メンバーと成り、団体金メダルを2回獲得。個人でも数々のメダルを獲得し、世界で女子5人目のCWT深度100m記録者。
沖縄の海に惹かれ、2006年に地元北海道から沖縄へ移住。沖縄拠点インストラクター・インフルエンサーとして活躍中。

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